BD7mini 2WDドリフト仕様完成?

2019年3月2日土曜日

[C5-0] ラジコン [C5-1]BD7mini

立て続けになりますが、こちらも備忘録的に。初めに言っておきます。長文です。
数年越しの完結編(?)になります。既に組みあがったものを写真に使っているので、先の話のネタばらしなんかもありますがご容赦を。

こちらも組み上がったのはもう随分前ですが、記事にするのを完全に忘れていました。
前回の記事はこちら。
以前の記事と被る部分も出てきますが、その後変更になった部分とかもまとめつつ、ちょいちょい変なことをしてるので、その辺をクローズアップしながら。

まずは2WDドリフトの要とも言える切れ角アップ。BD7とDIBのバルクヘッドの取り付け穴位置が互換するのは前回の記事の通り。しかし、細かい違いがあるため、DIB式のスライドラックは入れられません。正確には、入れる場所がない。DIB用ベルクランクがタイヤと干渉するのも先の記事の通り。miniコンバージョンであるからこその問題ですね。
解決策として、タイヤとホイールをタイヤトゥルーアーで細く切ったりもしたのですが、サーキットランを考えた時、タイヤの制限に引っかかるので無しになりました。1/10サイズのタイヤを履かせる事を目指していきます。
そこで、導入されたのがWRAP-UP NEXTのDIB用VX dockです。ここはシャシーの穴位置が合うので、ポン付けで大丈夫。アッパーデッキVX dockの間に隙間がありますが、スペーサーで埋めます。1.5mmだったと思います。ネジ穴の間隔は同じなので、やはりポン付け。



さて、これで切れ角バキュンが叶います。叶いますが、やはり後はそのままとはいきません。ロアサスアームとアッパーサスアームを変更します。ロアサスアームについては先の記事の通り。
以前の記事ではKAWADAのM300用ナックルを入れてますが、変更になってます。ツーリング用、DD用のナックルではスクラブ半径が大きすぎるので、WRAP-UP NEXTのVXナックルを用意しましたが、ここはお好みで大丈夫だと思います。

もうここまで来れば、後は些細な問題のように思えますが、実はまだ問題があります。これもMシャシーだからこその問題。フロントダンパーが入りません。
この致命的な問題を解決するには、いくつかの方法があると思います。フロントダンパーのリジット化、インボードサスペンション化、など。インボードサスペンションが1番カッコいいと思いますが、割と大改造になると思うので現実的ではありません。リジット化も足回りを殺す事になるので現実的ではないでしょう。
苦肉の策として、シーソーダンパー化しました。本来、左右に1本ずつのダンパーを、左右共通のダンパーを使うので、容量が足りるのかとか、スプリングは大丈夫なのかとか、色々ありますが、細かい事を言っていては形になりません。(えー)
ロアサスアームから伸びるロッドはBD7のステアリングロッドです。だったと思います。シーソーダンパーの作り方は色々出てるのと、見れば分かるだろう、という部分なので割愛。


ここまできて、ようやく「ほぼ」完成です。と言うのも、先ほども書いた通り、1/10サイズのタイヤ、ホイールを履かせるからです。つまり、ボディメイクですね。ご存知の通り、MシャシーはMサイズ用のタイヤになります。(タミヤのL寸に例外がありますが、タミグラ準拠だとMサイズ用)
当然、ホイールアーチが合わなくなるので、ここを弄っていきます。1/10タイヤを履かせるにあたって、トレッドが変わっているので、それもボディメイクがここに入ってくる理由でもあります。
特別なことはしません。1/10用の汎用オーバーフェンダーをつけます。終わり。(えー)
オーバーフェンダーを取り付けることで、全幅が広がるので、その分だけタイヤを外に出せます。これは出来るだけ出した方が良いと思います。と言うのも、トレッドが狭い分、構造的に切れ角が狭いんですよね。1ミリでも2ミリでも広げてあげると、切れ角をそれだけ増やせると思います。


BD7miniの2WDドリフト化のお話はこれぐらいですかね。今回のコンセプトは、可能な限り無加工でやる、だったのですが、案外出来るものですね。加工らしい加工はロアサスアームぐらい。
あ、ここでは触れませんでしたが、ちょいちょいネジロック剤を使った方が良いところがあります。ナックルのピロボールとか。